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2008年1月28日(月曜日)

朝青龍と白鵬

カテゴリー: - 陰謀王子 @ 17時46分31秒

 
横綱同士の優勝決定戦は、
両者の自力がぶつかり合う、近年まれにみる好取組だった。
 
(立ち合いは“慎重過ぎ”たが、
  これは怪我を防ぐためにも、
   取り組み数の多い現代の大相撲では致し方ないのだろう……笑ぃ)
 
モンゴル出身の上位力士は、
基本がしっかりしていて、全身の協調性がすばらしい。
 
いまの日本の力士と比べてみると、
姿勢のよさや、全身の筋力のバランスのよさが、ひと目で見てとれる。
 
日本の力士は通常、
腹を大きくすることによって、低重心を保つ。
 
これだと、たしかに重心は落ちるが、
素早い動きが難しくなる。
 
その点、朝青龍などは、
背中や肩まで満遍なく鍛えて、
体操選手やバレリーナのような身体感覚で闘っている。
 
立ち合いの踏み込みの瞬間など、
フライ級のボクサーと同じスピードで移動しているほどだ。
 
(これを可能とするのが『肚』の強さと『すり足』で、
  こうした身体操作が、突き押しの重さや、
   投げをうつ際の安定感にもつながってくる)
 
朝青龍や白鵬は、
幼少時からモンゴル相撲の厳しい稽古を今日まで継続してきている。
 
それが、しっかりとした土台となって、彼らの相撲を支えているのだ。
 
(それに引き換え、日本の力士たちは、
  中途半端に豊かさを知ってしまったからか、
   “とことん鍛え抜く”という意識が消失してしまったのかもしれない)
 
(また、大相撲に日本の若者たちが、
  そこまでする魅力を感じていないというのもあるだろう)
 
蒙古系の強さの土台には、
骨格が大きいという要素もある。
 
ロシア人などもそうだが、寒冷地に適応した種族というのは、
体温を維持するために、体が大きくなる傾向が強い。
 
そして、この寒さが精神力を鍛える。
 
朝青龍や白鵬は、
頭の回転も速く、高度な戦術もそなえている。
 
今回の取り組みなどは、
将棋の名人戦のような駆け引きが随所に見受けられ、
非常におもしろかった。
 
結果、体の柔軟さと持久力で勝る白鵬に軍配が上がった。
 
朝青龍は長期戦線離脱したツケを、
さぞかし今回の敗北で痛感させられたことだろう。
 
ところで、
この横綱ふたりの名前に注目してみてほしい。
 
『龍』と『鵬』である。
 
両者の四股名が並んでいるのを見て、
ふと思い浮かんだのが、
三国志でも有名な『蜀』と『魏』という国だった。
 
蜀〔しょく〕は、龍をシンボルとしている。
 
魏〔ぎ〕は、鵬〔おおとり・鳳凰‐ほうおう〕をシンボルとしている。
 
青龍と鳳凰(朱雀‐すざく)といえば、
東西南北をつかさどる四神としても知られている。
 
相撲というのは、そもそも、
神への祈りをささげるための祭事でもあった。
 
そうしてみると、この二人の横綱の四股名も、
なにやら意味深に思えてきはしないか?(笑ぃ)
 
両横綱のバックには、
魏や蜀の時代から連綿と続く勢力の支援があるのかもしれない……。
 
大陸や半島での歴史的な出来事が、
この日本という国に波及する例なら、
これまでにも幾度となくあったのだから。
 


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